債券相場は上昇が予想されている。前日の米国市場で長期金利が低下した流れを引き継ぎ、買いが先行する見込み。日本銀行が実施する中長期ゾーン対象の国債買い入れオペが相場の支えになるとの見方もある。
長期国債先物(6月物) | 151円90銭台半ば~152円10銭台半ば(前日151円96銭) |
新発10年物国債(358回債)利回り | ゼロ%~プラス0.015%程度か (前日0.015%) |
先物夜間取引で6月物は序盤に小幅下落する場面もあったが、米長期金利低下を背景に水準を切り上げ、一時152円07銭まで上昇。結局は152円00銭と前日の日中取引終値比4銭高で引けた。
市場関係者の見方
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト
- ダウ平均株価反落、米長期金利低下と他市場はリスクオンの修正
- 昨日は最終売買日を目前にした先物6月限の買い戻しが先行し、超長期ゾーンにも想定どおり買いが入った
- きょうの債券相場はその延長線上でしっかりと見るが、先取りした分は割り引こう
- 日銀の国債買い入れはフォロー
- 先物中心限月の予想レンジは151円95銭~152円14銭
日銀オペ
- 対象は残存期間3年超5年以下と5年超10年以下
- 前回の買い入れ額はそれぞれ3200億円、4000億円
- 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)
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