株安が一服している。午後は日銀の金融政策への期待から日経平均株価が一時上昇した。新型コロナウイルスの流行への不安を背景に欧米株が大幅に下落した流れがやや弱まっている。債券市場は国債入札結果を好感して買いが優勢となっている。
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〈きょうのポイント〉
市場では、株式需給を支える日銀の指数連動型上場投資信託(ETF)買いが再び大規模になっているとの思惑が出ているようだ。しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は、相場の下支えには日銀の買い入れ期待があると指摘する。前日は買い入れ金額を減らしていただけに揺り戻しの動きが起きている。
日本時間2日午後の米株価指数先物が上昇したのも追い風になった。大和証券投資戦略部の細井秀司シニアストラテジストは「米株先物が戻り始めたことや日銀ETF買い期待に株価が反応している可能性がある」と話した。マーケットの最大の関心は米国でのコロナ感染者数の増減とあって、日本株は米国株の動きに影響を受けやすいという。
外国為替市場のドル・円相場は107円30銭台。一時107円57銭を付けた後からは水準をやや戻している。FXプライムbyGMOの上田真理人常務取締役は、足元のドル・円の上昇について、実需の買いもあるだろうが、前日発表のあった日本銀行の企業短期経済観測調査で企業の想定レートは107円98銭となっており、108円あたりでは輸出も売ってくるので上値は重くなると話した。
日本の債券相場は上昇に転じている。午後に発表された10年利付国債入札が市場予想を上回る強い結果となったこと受けて買いが優勢だ。長期国債先物6月物は午前に152円40銭まで下落したが、入札結果発表後には前日比12銭高の152円84銭まで上昇した。長期金利は2ベーシスポイント(bp)高い0.02%で開始したが、午後は水準を切り下げ、マイナス0.015%まで低下している。
SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、午後の債券相場について、「10年債入札結果は結構強く先物買いの要因になった。プラス金利での入札となり国内勢の需要があった」と分析した。
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April 02, 2020 at 05:48AM
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