26日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに小反落し、前日比5円91銭(0.03%)安の2万3290円86銭で終えた。前日に300円超高と急ピッチで上昇したため、目先の利益を確定させる売りが優勢だった。米株価指数先物が下落したことで投資家のリスクをとる姿勢が後退したことも重荷となった。
ただ、日経平均は小高く推移する場面もあるなど、総じて底堅く推移した。新型コロナウイルスのワクチン開発期待が根強いうえ、円相場の下落が支えとなった。出資する中国アリババ集団傘下の金融会社アント・グループが上場申請したソフトバンクグループ(SBG)が3%高となり、日経平均を約46円押し上げた。
安倍晋三首相が28日に記者会見を開く調整に入ったと伝わったほか、27~28日には米カンザスシティー連銀主催の国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を控え、内容を見極めたいとの雰囲気から積極的な売買は手控えられた。
JPX日経インデックス400は反落した。終値は前日比15.05ポイント(0.10%)安の1万4648.46だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、0.75ポイント(0.05%)安の1624.48で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆6566億円と2日ぶりに2兆円を割り込んだ。売買高は8億5998万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1115と、全体の約5割を占めた。値上がりは925、変わらずは132銘柄だった。
前日に31年ぶりの公募増資を発表したアサヒが下げた。中外薬、リクルート、ダイキン、塩野義も安かった。一方、任天堂、エムスリーが年初来高値を更新。グループの半導体メモリー会社が10月にも上場すると伝わった東芝は2%高で終えた。ソニー、テルモも買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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August 26, 2020 at 01:33PM
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東証大引け 小反落、前日大幅高で利益確定売り ソフトバンクGは3%高 - 日本経済新聞
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