2020年08月07日21時11分
厚生労働省は７日、英製薬大手アストラゼネカとの間で、同社が新型コロナウイルスのワクチン開発に成功した場合、来年初めから１億２０００万回分の供給を受けることで基本合意したと発表した。うち３０００万回分は来年３月末までに供給される。
新型コロナのワクチン開発で米社と提携 年２．５億回分生産―武田薬品
接種回数は臨床試験（治験）の結果を踏まえて決まるが、２回接種する場合は６０００万人分に相当する。
同社はワクチン原液の輸入に加え、製薬会社ＪＣＲファーマ（兵庫県）と連携し国内でも製造。第一三共（東京都）など４社が容器への充填（じゅうてん）などを担う。
アストラゼネカは英オックスフォード大とワクチン開発を推進。海外の治験では有効性を示す結果が示されている。同社は日本国内でも今月から治験を行う予定だ。
新型コロナのワクチンでは、厚労省は米製薬大手ファイザーとも６０００万人分の供給を受けることで基本合意。さらなるワクチン確保に向けて、製薬企業との協議を続けている。 
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厚労省、ワクチン供給で英大手と合意 １．２億回分、来年初めにも―新型コロナ - 時事通信ニュース
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