Search

JR北海道 6年連続全区間赤字|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

JR北海道は昨年度の区間ごとの収支が6年連続ですべての区間で赤字となったと発表しました。合計の赤字額は過去最大で、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な影響を及ぼしています。

これは8日、JR北海道が発表しました。
それによりますと、去年4月からことし3月までの区間ごとの収支は23区間すべてで赤字となり、合計の赤字額は551億8300万円となりました。
すべての区間で赤字となったのは6年連続で、赤字の幅は前の年度に比べて2億1200万円拡大して過去最も大きくなりました。
去年12月までは運賃の大幅な値上げなどで増収となり赤字額が25億円以上減少していましたが、ことしに入って新型コロナウイルスの影響で利用者が激減し、一転して収支の悪化につながりました。
今年度の経営の数値目標についてJRは「合理的に算出することができない」として設定を保留しました。
その一方で、今後も影響が続くとみて、昨年度からの累計で5億7000万円と置いているコスト削減の目標を、今年度はグループ会社でも削減目標を設けることを通じてさらに積み上げるよう検討することにしています。
会見したJR北海道の綿貫泰之常務は「去年12月までは経営改善に向けて取り組んだ施策の効果もあり、途中までは順調に推移したと思っているが、ことしに入って新型コロナウイルスの影響で目標が達成できなかったのは残念だ」と述べました。
その上で「影響は今後も出てくると思っていて、どのように国内や道内の需要を回復させるかなど検討しているところだ」と述べました。

【区間別の状況は】
JR北海道が明らかにした区間ごとの収支では、昨年度1年間を通した結果は去年10月の大幅な運賃値上げの効果もあって一定程度改善した区間もありました。
しかし、ことしに入って新型コロナウイルスの感染が拡大したあとは、いずれも収益の減少に直面しています。
このうちJRが単独での維持が難しいとしている8つの区間について、営業損益は132億円余りの赤字と前の年度に比べて小幅に改善しました。
釧網線の「くしろ湿原ノロッコ号」などの利用が増えたことがプラスに働きましたが、新型コロナウイルスの感染拡大のあとは石北線などの赤字が拡大し、改善の幅が縮小しました。
北海道新幹線の損益も同様で93億円余りの赤字と改善はしたものの、コストの削減が大きな理由で、感染拡大の影響が響いて営業収益はむしろ減りました。
一方、JRにとって主力の札幌圏の4つの区間については、営業損益は22億円余りの赤字とこちらの収支も改善しました。
しかし、去年12月までの段階では赤字の幅はわずか2億円余りで、黒字も期待できる状況でした。
さらに、南千歳と帯広を結ぶ石勝・根室線は39億円余りの赤字と、赤字幅が6億円近く拡大しました。
いずれの区間も新型コロナウイルスによる深刻な打撃は感染拡大に伴って外出の自粛が広がった4月以降に表れる見通しで、国の支援を受けるために経営改善の成果を示す必要があるJR北海道はますます厳しい状況に立たされています。

Let's block ads! (Why?)



ビジネス - 最新 - Google ニュース
June 08, 2020 at 02:50PM
https://ift.tt/3h8fyOT

JR北海道 6年連続全区間赤字|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
ビジネス - 最新 - Google ニュース
https://ift.tt/2Q4ENIK
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "JR北海道 6年連続全区間赤字|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp"

Post a Comment

Powered by Blogger.