世界経済は今年、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴い、第2次世界大戦後で最大の落ち込みとなる。世界銀行が8日公表した最新の世界経済見通し(GEP)でこう予測した。
それによると、2020年の世界成長率はマイナス5.2%が見込まれる。新興・途上国経済はマイナス2.5%成長と、統計が始まった1960年以降で最悪と予想している。
前回1月の予想では、世界経済は2.5%のプラス成長が見込まれていた。今回の予想は、過去150年で1914年、30-32年、45-46年に続く深刻なリセッション(景気後退)を意味すると世銀は指摘した。
世銀のジェイラ・パザルバシオル副総裁(公正な成長・金融・組織担当)は、パンデミックはまだ続いているとして、「その不確実性を踏まえると、見通しの一段の下方修正の可能性は極めて高い」との認識を示した。
先進国経済は今年、ユーロ圏が9.1%減と落ち込むことなどでマイナス7%成長が予想される。
中国は1%増とプラス成長を確保するものの、1976年以来の低水準を見込む。日本は6.1%、米国も6.1%、インドは3.2%のそれぞれマイナス成長の予想。
世銀は2つの別のシナリオも示しており、新型コロナの収束に予想以上に時間がかかり、制限措置の継続や再導入が必要になる場合、世界経済は今年ほぼ8%のマイナス成長に落ち込む可能性を指摘。一方、制限措置を近くおおむね解除できるシナリオでは、成長率は4%のマイナスにとどまるとの見方を示した。ただ、この場合でも、2009年金融危機時の2倍余りの落ち込みとなる。
一方世銀は、来年の世界経済についてはプラス4.2%成長への回復を予測した。
原題:
World Bank Sees EM Economies Shrinking for First Time Since 1960(抜粋)
World Bank Global Outlook and Forecasts: Summary (Table)(抜粋)
(世銀幹部のコメントなどを追加し更新します)
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