[東京 14日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は14日、ライブ形式で行った講演で、当面は新型コロナウイルス感染症の影響を注視し、必要があれば躊躇(ちゅうちょ)なく追加緩和を打ち出す方針だと改めて述べた。影響を注視する間、政策金利は現在の長短金利水準またはそれを下回る水準で推移することを想定しているとした。2%の物価安定目標の実現については「見通し期間を超えて、かなりの時間が掛かる」と指摘。物価モメンタムがいったん損なわれたと判断したため、3月、4月と追加緩和に踏み切ったと説明した。
黒田総裁は、現局面で緩和的な金融環境を維持し、金融・経済の安定確保に努めることが、感染症拡大の影響が終息した後に物価安定目標の実現に向かっていくために極めて重要だと指摘。「政府や海外当局ともしっかり連携しながら、中央銀行としてできることを何でもやる覚悟だ」と語った。
和田崇彦 編集:内田慎一
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May 14, 2020 at 02:13PM
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当面コロナの影響注視、必要なら躊躇なく追加緩和=黒田日銀総裁 - ロイター (Reuters.co.jp)
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