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米中関係悪化を警戒、続落か(先読み株式相場) - 日本経済新聞

13日の日経平均株価は続落し、心理的な節目の2万円を巡る攻防となりそうだ。米国で経済活動の再開が慎重に進められるとの見方や米中対立への警戒から12日の米株式相場が大幅安となった。米株安の流れを引き継ぎ、海外勢の売りが先行するだろう。主要企業の2020年3月期の決算発表で低調な内容が相次いでいるのも投資心理に重荷だ。日経平均のきょうの下値メドについて、まずは前日に比べ300円程度安い5日移動平均(2万0046円)水準との見方があった。

12日の米ダウ工業株30種平均は前の日比457ドル安の2万3764ドルで終えた。米国立アレルギー感染症研究所の所長が12日の議会公聴会で、経済活動の再開を急げば「とても深刻な結果をもたらす可能性がある」と述べた。経済活動の再開が早期に進まないとの見方が浮上し売りが出た。

「米共和党上院議員は12日、中国による新型コロナウイルスの発生源に関する説明が不十分な場合に中国の資産凍結や中国系企業の上場廃止などの制裁を科す法案を示した」(ロイター通信)と伝わった。米中関係悪化への警戒から、米株式相場は取引終了にかけて急速に下げ幅を拡大した。米中対立が嫌気され13日の東京市場では中国関連とされる銘柄や中国電子商取引のアリババ集団の大株主であるソフトバンクグループ(SBG)に売りが優勢となる可能性がある。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数も2%安となるなか、米株の変動性指数(VIX)は33台と3営業日ぶりに節目の30を上回って終えた。米株式相場の不安定な値動きを受け、シカゴ市場の日経平均先物6月物は2万0070円と大阪取引所の12日清算値を220円下回る水準で終えており、持ち高を落とす投資家が増えそうだ。

企業業績の先行き不透明感は根強い。資生堂が12日に発表した2020年1~3月期の連結決算は純利益が前年同期比96%減の14億円と大幅な減益だった。1~3月期に自動車販売が低迷したホンダも20年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前の期比25%減となるなど、業績は低迷している。ファンダメンタルズ(基礎的条件)の悪化で中長期視点で運用する投資家の買い見送りが続くだろう。

13日はソニーなどが20年3月期決算を発表する。米国では週間の石油在庫統計が発表になる。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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May 13, 2020 at 05:02AM
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