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債券大幅高、40年債入札結果や株安で買い-利回り曲線はスティープ化 - ブルームバーグ

債券相場は大幅高。朝方は売りが先行したが、日本株が大幅下落したことを受けて買いが優勢となり、懸念されていた40年債入札の結果が強かったことも買い安心感につながった。中長期ゾーンは堅調となった一方、超長期債が売られたことから利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。

  • 新発10年債利回りは一時前日比3ベーシスポイント(bp)低いゼロ%と17日以来の低水準
  • 新発40年債利回りは1.5bp高い0.45%
  • 長期国債先物6月物の終値は70銭高の152円61銭。下落して始まったが、株安を受けて上昇に転じ、取引終了にかけて152円71銭まで上昇

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 40年債入札結果は予想対比かなり強かった
  • 応札倍率は低下したが、30年債と40年債の利回り格差が縮小しているので、デュレーションが必要ない投資家は30年債を流通市場で買っている可能性
  • 日銀の流動性供給でレポ市場が落ち着いていることも債券相場の支援材料

三井住友アセットマネジメントの深代潤執行役員

  • 期末前の株売り、債券売りの動きが一段落し、株売り、債券買いといった逆相関関係が戻ってきて、市場機能の正常化に向けて少しずつ踏み出している
  • 心配された40年債入札が予想よりしっかりしていたことも安心材料に
  • 東京都が外出自粛を要請するなど新型コロナウイルスの影響が底なし沼のように深くなる雰囲気もあり、金融市場ではしばらく警戒感が続くだろう
長期国債先物6月物の日中取引推移

40年債入札

  • 最高落札利回りは0.45%と、ブルームバーグがまとめた市場の予想中央値を下回る強い結果
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は2.66倍と、前回の2.86倍から小幅低下
  • 備考:日本債券:40年利付国債の過去の入札結果 (表)

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債 5年債 10年債 20年債 30年債 40年債
-0.260% -0.115% 0.005% 0.295% 0.420% 0.450%
前日比 -1.0bp -1.0bp -2.5bp 横ばい +0.5bp +1.5bp

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