総務省が19日発表した2月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は前年比0.6%上昇と前月の伸びを下回った。5カ月ぶりにプラス幅が縮小した。事前の市場予想と同じだった。エネルギーの下落や外国パック旅行費の下落などが押し下げ要因となった。上昇は38カ月連続。
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エコノミストの見方
SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミスト:
- 全体的に物価への圧力は下向き。年内にコアCPIがマイナスになる可能性はある。先行きは原油安の影響があるので、さらに物価は下振れしてくるだろう
- 問題はエネルギーだけでなく、コロナウイルスの影響でサービス支出が抑制されてくること。2月の統計でそれがどれだけ織り込まれているか分からないが、3月からはもっと鮮明に外食や観光のところが落ちてくるとみている
- マスクは供給不足なので価格は上がっているが、全体としてはウエートが低いのであまり全体の上昇圧力とはならない
- 金融政策としては対処が難しい。現在の状況が長引くほど、物価にはマイナス圧力がかかってくる
詳細(総務省の説明)
- コアCPIのプラス幅縮小に寄与したのは、エネルギーが最も大きく、次いで外国パック旅行、家庭用耐久財など
- エネルギーは全体で2カ月ぶりにマイナス転換。電気代・ガス代は昨年9-11月の燃料費下落を反映。ガソリンは直近の原油安の影響が大きい
- 外国パック旅行費は数カ月前に販売された商品の価格で、新型コロナウイルスの影響は含まれず。昨年は2月だった中国の春節が今年は1月になり、2月はアジア向け中心に値下がり
- 家庭用耐久財のプラス幅縮小は、特殊要因。昨年に値段の高い電気掃除機が販売された影響が一巡したため
- 新型コロナウイルスの物価への影響はマスクや宿泊など一部品目に含まれている可能性はあるが、全体として大きな影響は出ていない
- マスクは前年比3.7%上昇したが、全体への影響は限定的。宿泊は中国が海外への団体旅行を中止するなどインバウンド減少の影響も入っている可能性
- 消費者物価はプラスで推移しており、緩やかな上昇傾向との見方に変わりはない
(エコノミストコメントや詳細を追加して更新しました)
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