Samsung Electronicsが2月11日(現地時間)に開催した「Galaxy UNPACKED 2020」で、最初に紹介された端末が、「Galaxy Z Flip」だった。同モデルは、Galaxy Foldと同様のフォルダブルスマートフォンだが、横ではなく、縦に折りたためるのが特徴。フィーチャーフォンのように、折りたたむとコンパクトなサイズになり、持ち運びやすいのが縦折りのメリットだ。ここでは、同イベントの会場に展示されていた実機を、写真とともにチェックしていこう。
開くと21.9:9の縦長ディスプレイに
Galaxy Z Flipのディスプレイは、縦に長い6.7型。アスペクト比は、21.9:9で、比率としてはシネマスコープサイズを打ち出したソニーモバイルの「Xperia 1」「Xperia 5」より縦長だ。横位置で21:9の映画などを再生すると、上下に黒帯が表示されないのはこのアスペクト比のメリットといえる。解像度は1080×2636ピクセルでフルHD+となる。
端末を置いた状態で画面を2分割できる
折りたたんだときには、カチッというヒンジの動きが手に伝わってくる。ヒンジは曲げている途中で止めることが可能。この機構によって、開く、閉じるだけでなく、開く途中で止め、端末を置いて利用することができる。Samsungはこの状態を「Flex mode」と呼んでおり、上下4型ずつに画面を分割できる。カメラのように、対応しているアプリについては、折り曲げ部分に合わせる形で、画面が上下に分割される。
UNPACKEDにはゲストとして、Googleでエコシステム&プラットフォーム担当を務めるシニアバイスプレジデントのヒロシ・ロックハイマー氏が登壇しており、Samsungとの協業について語っていた。UNPACKEDで紹介されたように、Galaxy Z FlipではYouTubeアプリも、上下に表示が分かれた。Googleは、Galaxy Z Flipなどのフォルダブルスマートフォンに、Androidとして対応していく方針。純正アプリ以外にも、この形状を生かすアプリが増える可能性は高そうだ。
閉じたままセルフィーもできる
閉じたときのサイズは幅73.6×高さ87.4×mmで、正方形に近い形状になる。上部には超広角と広角のデュアルカメラを搭載。その横には、1.1型と小型の「カバーディスプレイ」を備える。このディスプレイには、時刻や通知を表示できる。また、サイドキーをダブルクリックすることでカメラを起動し、セルフィー用の小型ディスプレイとして活用することも可能だ。
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Galaxy Foldと異なり超薄型のガラスを採用
プラスチックOLEDを採用していたGalaxy Foldや他のフォルダブルスマートフォンとは異なり、Galaxy Z Flipは、超薄型のガラスを採用しているのも技術的な特徴だ。折り曲げる部分はわずかにたわみがあったが、触ってみた限り、Galaxy Foldのときより硬さがあったような印象も受ける。
一方で、指紋センサーはディスプレイ内蔵ではなく、側面に搭載された。これは、フォルダブルディスプレイには搭載が難しかったからだとみていいだろう。また、サイズがコンパクトなためか、残念ながらGalaxy Z Flipは5Gには非対応となる。UNPACKEDでも、開始直後にいきなり発表されたが、これは全機種5G対応のGalaxy S20シリーズが後ろに控えていたためだと考えられる。
背面にデュアルカメラを搭載
Galaxy S20シリーズは、トリプルカメラもしくはクアッドカメラだが、Galaxy Z Flipは超広角と広角のデュアルカメラで、望遠レンズは搭載しない。ただし、Galaxy S20シリーズが搭載する「シングルテイク」には対応する。21.9:9の画面比率に合わせた撮影モードも備えている。
(取材協力:サムスン電子ジャパン)
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