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スズキ、「ハスラー」をフルモデルチェンジ。全車マイルドハイブリッド仕様に - Car Watch

新型「ハスラー」(デニムブルーメタリック ガンメタリック2トーン)

 スズキは12月24日、新型軽クロスオーバーワゴン「ハスラー」を発表した。価格は136万5100円~174万6800円で、全方位モニター用カメラパッケージ装着車が5万2800円高、全方位モニター付きメモリーナビゲーション装着車が18万4800円高となる。発売は2020年1月20日。

 新型ハスラーは、アウトドア用のウェアなどを日常的に使い楽しむスタイルに着目し「もっと遊べる! もっとワクワク!! もっとアクティブな軽クロスオーバーワゴン」をコンセプトに開発。デザイン、パッケージング、安全性能、走行性能、インフォテイメントと全方位で進化をさせた。

広くて使いやすい室内と進化したパッケージング

 ボディサイズは3395×1475×1680mm(全長×全幅×全高)と先代モデルと比べ全高を15mm拡大。また、ホイールベースも35mm延長した2460mmとしている。全体にスクエア形状のデザインとしたことで車室内空間を拡大。前後乗員間距離では35mm拡大。頭上高では前席で29mm、後席で18mm拡大。また左右乗員間距離は前席で30mm拡大した。また走破性においても、オーバーハングの短縮によりアプローチアングルで+1度、デパーチャーアングルで+4度を実現している。

ホイールベースが伸び、オーバーハングが短くなったことでアプローチアングルやデパーチャアングルが拡大

 車室内のユーティリティ性も向上している。インパネアッパーボックスは収納であると同時に、蓋を開くとテーブルとしても使え、また蓋の外側にオプションのカラーコードを通すことで、挟む収納としても利用できる。従来モデルではベンチシートだったフロントシートは左右独立式となり、その中央には500mlの紙パックやバッグなどが置けるフロアコンソールトレーを配置することで、収納性や機能性を向上した。

インパネアッパーボックスの蓋はテーブルにもなる
インパネアッパーボックスは蓋のないオープンタイプも選択可能
運転席と助手席の間にはドリンクホルダー付きのフロアコンソールトレー

 また、運転席と助手席にはシートバックポケットを新設。さらに助手席シートバックにはドリンクホルダーも備えたパーソナルテーブルが新設された。

 ラゲッジルームは、荷室側から後席のスライド調整が可能。また、後席を倒せばフラットな荷室空間が実現する。また、荷室下には防汚タイプのラゲッジアンダーボックスが用意され、靴などの小物を収納しておくことができる。

さらに充実のスズキ セーフティ サポート

 新型ハスラーの安全性能では、人を中心に考え抜かれた基本安全性能や、6つのSRSエアバッグ、助手席シートリマインダー、軽量衝撃吸収ボディ「TECT」、歩行者傷害軽減ボディ、ESP(車両走行安定補助システム)といった衝突安全に加えて、予防安全「スズキ セーフティ サポート」をさらに充実させた。

運転席・助手席SRSエアバッグ・SRSカーテンエアバッグ&フロントシートSRSサイドエアバッグ

 「夜間歩行者検知機能」や、一時停止、進入禁止といった標識を認識してドライバーに知らせる「標識認識機能」など、より進化した「デュアルカメラブレーキサポート」を搭載するほか、後退時に後方に障害物がある場合にブザーと表示で警告し、それでも止まらない場合に自動でブレーキをかけて衝突被害を軽減する「後退時ブレーキサポート」を搭載する。

 加えてターボモデルには、スズキの軽初となる「アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]」を搭載。また、車線を認識し、逸脱しそうになるとステアリング操作を促す「車線逸脱抑制機能」もスズキの軽として初採用している。

大きい、楽しい、カラフルなインフォテイメント

 インフォテイメントにおいても大きく進化した。運転席メーターには車両情報を視覚的に認識しやすくした「4.2インチカラー液晶メーター」をスズキ軽として初採用。立体的なリング形状とグラフィックでアウトドアアイテムの楽しさを表現したスピードメーターに加え、タコメーターや車速のデジタル表示、平均燃費/航続可能距離表示、ハイブリッドのエネルギーフロー表示、燃費履歴表示、ナビ表示や走行モードの表示、オープニングムービーやアイドリングストップの表示など、グラフィカルで分かりやすく情報を表示する。

4.2インチカラー液晶メーターにはさまざまな情報を表示可能

 また、センターコンソールのディスプレイにはスズキ初となる9インチ大画面新型スマートフォン連携メモリーナビゲーションを設定する。カーナビ性能としては、GPSに加え、みちびきやGLONASS(グロナス)に対応することで自車位置精度を向上。また、車両の周囲を俯瞰で見られる全方位モニターも用意される。そのほかSDL(スマートデバイスリンク)対応、車両情報表示機能も持つ。

9インチの全方位モニター付きメモリーカーナビゲーション
一般的なカーナビの7インチと比べ9インチの表示面積は約1.7倍

新型ハスラーをより個性的にする純正アクセサリーも魅力

 新型ハスラーをより個性的にする、あるいは機能的に向上させる豊富なオプションも多数用意される。「タフ」「ナチュラル」「ポップ」「スタイリッシュ」の4つのテーマで個性を演出するスタイリングや、キャンプで役立つ「カータープ」、ロードバイクを固定する「サイクルキャリア」。ほかにも先代モデルでも人気だったフロントハスラーエンブレムやキャラクターデザインを強調するグリルイルミネーションなど、機能でもルックスでもより好みに合わせてカスタマイズすることができる。

4つのテーマでカスタマイズパーツが用意される
キャンプで役立つ「カータープ」
ロードバイクを固定する「サイクルキャリア」
モデル エンジン 変速機 駆動方式 価格 WLTCモード燃費 エコカー減税(重量税)
HYBRID G 直列3気筒DOHC 0.66リッター CVT 2WD(FF) 1,365,100円 25.0km/L 50%
4WD 1,499,300円 23.4km/L 25%
HYBRID G ターボ 直列3気筒DOHC 0.66リッター ターボ 2WD(FF) 1,459,700円 22.6km/L
4WD 1,593,900円 20.8km/L
HYBRID X 直列3気筒DOHC 0.66リッター 2WD(FF) 1,518,000円 25.0km/L 50%
4WD 1,652,200円 23.4km/L 25%
HYBRID X ターボ 直列3気筒DOHC 0.66リッター ターボ 2WD(FF) 1,612,600円 22.6km/L
4WD 1,746,800円 20.8km/L

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