27日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落し、前引けは前日比2円95銭（0.01%）安の2万3921円97銭だった。26日の米株式市場でダウ工業株30種平均やナスダック総合株価指数が過去最高値を更新したことで投資家心理が上向き、日経平均も上昇して始まった。ただ、短期筋などによる利益確定売りが上値を抑え、小幅ながら下げに転じた。12月末の配当落ち（日経平均への影響度は約40円）日であることが日経平均を押し下げた面も大きい。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で6274億円と引き続き薄商いだった。市場からは「週末と年末が重なっていることに加え、外国人投資家を中心に多くの投資家は休暇に入っており、動いていない」（キャピタル・パートナーズ証券の倉持宏朗チーフマーケットアナリスト）との見方があった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数（TOPIX）は続伸した。売買高は3億7302万株。東証1部の値下がり銘柄数は592と、全体の約3割にとどまった。値上がりは1478、変わらずは79だった。
JTやキヤノン、東海カが安い。キリンHD、大塚HDも売られた。ソフトバンクグループ（SBG）、トヨタは買われた。JフロントがTOB（株式公開買い付け）を発表したパルコはストップ高買い気配のまま前場を終えた。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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December 27, 2019 at 09:51AM
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東証前引け 小反落 米株最高値も利益確定、配当落ちが影響 - 日本経済新聞
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