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超長期債が上昇、リスク選好の流れ一服でーあすの20年入札には警戒感 - ブルームバーグ

債券市場では超長期債相場が上昇。米中貿易交渉の先行きに対する不透明感を背景にリスク選好の動きが一服し、買いが優勢になった。一方、あすの20年国債入札に対する警戒感が相場上昇を限定的にした。

  • 新発20年債利回りは前週末比1ベーシスポイント(bp)低い0.28%。新発30年債利回りは0.405%、新発40年債利回りは0.425%と、それぞれ2bpの低下
  • 新発10年債利回りは横ばいのマイナス0.025%。マイナス0.035%に低下して始まった後、横ばい水準に戻した
  • 長期国債先物3月物の終値は4銭高の152円32銭。取引開始後に152円45銭まで買われた後は上昇幅を縮め、午後は152円25銭まで小幅下落する場面もあった

市場関係者の見方

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 米中交渉では追加関税が回避されたが、既存の関税25%は据え置き。金利上昇となるようなドラスティックな合意はなく、先行きも不透明だ
  • 急速な金利上昇を促すリスク要因がひとつ取れた。20年債は0.3%がめどとして意識されてきたので、入札前の調整売りも出しづらかった
  • ただ、先物を売ってヘッジする動きはあっただろう。10-20年の金利差が30bp程度まで縮小し、20年債の割高感は否定できないため、入札もこれまでのようには安心できない

あす20年債入札

  • 発行予定額は9000億円程度
  • みずほ証券の松崎氏
    • 流動性が低下する12月後半を控えて、20年債は前倒しの需要が入っていた可能性もあり、入札をきっかけに需給が緩んでくるリスクも
    • 10年債がゼロ%以上で買えるのなら、無理して20年債の期間リスクをとる必要がなくなる参加者もいるだろう
  • 備考:日本債券:20年利付国債の過去の入札結果(表)

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債 5年債 10年債 20年債 30年債 40年債
-0.135% -0.130% -0.025% 0.280% 0.405% 0.425%
前週末比 -0.5bp 横ばい 横ばい -1.0bp -2.0bp -2.0bp

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