「特別警報級」への発達が予想される台風10号が近づいている。気象庁が「最大級の警戒を」と呼び掛ける中、7月の豪雨被災地では4日、さらなる被害を防ぐ対策が急ピッチで進んだ。6~7日に九州に接近し、多くの交通機関が週明け7日に運休の見通し。市民生活にも影響しそうだ。
豪雨被災地では住民が気をもむ。床上浸水した熊本県芦北町の農家白川信一さん(70)宅には、台風に備えて窓ガラスに補強用のテープが貼られた。5日には窓に板を付ける。
豪雨によるがれきが自宅に飛んで来る恐れもあり、「家の補修が済んでほっとしたら、今度は台風。被害が出たらどうしよう」。
農漁業者も心配顔だ。大分県など各地の農業者はビニールハウスのカバーを外し、果樹が倒れないよう土のうを置いた。高潮を警戒する漁業者は漁船を陸に揚げていた。
各地の量販店には、食料や防災用品を求める人の長い列。福岡市のホームセンターでは窓ガラスの飛散防止シートやカセットこんろが品薄になり、関係者は「『商品がない』『密な状態になっている』とお叱りを受けている。非常にピリピリした状態」と話した。
一時避難先としてホテルの需要も高まる。佐賀市中心部では6、7日ともほぼ満室。豪雨被災地近くの熊本県南部も多くの宿泊施設で6日の予約が埋まった。
予想では、台風は週明けの7日午前9時ごろ長崎県西方付近を通過する見込み。JR2社はこの日の運休の可能性を発表。JR西日本は山陽新幹線の広島-博多間で、JR九州は九州新幹線とすべての在来線で、いずれも「始発から終日」とした。西鉄電車や路線バス、高速バスは始発からの運行見合わせを決定。福岡市営地下鉄も始発から一部区間で運休する。
福岡県内のすべての公立学校や九州各県の多くの学校が7日は臨時休校し、福岡地裁・高裁は民事、刑事裁判の全日程を取り消した。福岡市内全7区役所と保健福祉センター、佐賀市、熊本市は窓口業務を休止。定例会中の福岡市議会は一般質問を延期した。
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September 05, 2020 at 04:00AM
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「特別警報級」備え急ぐ 防災用品品薄 事前に運休決定 台風10号 - 西日本新聞
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