「新型コロナウイルス関連倒産」は413件 ～レナウンの子会社「ローゼ」が破産～（帝国データバンク） - Yahoo!ニュース

2020年8月5日16時現在、新型コロナウイルスの影響を受けた倒産（法的整理または事業停止、負債1000万円未満・個人事業者含む）は、全国に413件＜法的整理336件（破産306件、民事再生法30件）、事業停止77件＞確認されている（原則として事業停止の事業者は自己破産申請の準備に入っている） 負債総額は、2437億9400万円（調査中を除く410件の合計）で、5億円未満が326件（構成比79.5％）を占め、中小零細事業者が中心。一方、100億円以上の大型倒産は3件（同0.7％）

　発生月別では、2月（1件）、3月（17件）、4月（89件）、5月（85件）、6月（123件）、7月（96件）、8月（2件）。法的整理だけで見ても6月（107件）が最多

　業種別では、レストラン、居酒屋、喫茶店などの「飲食店」（57件）が最多で、「ホテル・旅館」（48件）、「食品卸」（27件）、「アパレル小売店」（25件）、「建設」（22件）、「食品製造」（19件）、「アパレル卸」（17件）、「食品小売」（13件）が続く

　都道府県別では「東京都」（99件）が最多。以下、「大阪府」（43件）、「北海道」（23件）、「愛知県」「兵庫県」（各20件）、「静岡県」（19件）、「神奈川県」（13件）と続き44都道府県で発生

レナウンの子会社が破産手続き開始決定、子会社として2社目の倒産

　（株）ローゼ（資本金3000万円、登記面＝山口県岩国市周東町下久原365-1）が7月30日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。 　同社は1959年（昭和34年）7月に設立。（株）レナウンの100％子会社で、同社の下請けとして製品の製造や外注加工を手がけていたが、2007年2月頃に事業を停止し休眠状態となっていた。そうしたなか、新型コロナウイルスの感染拡大が打撃となって、5月15日に レナウンが東京地裁より民事再生手続きの開始決定・管理命令を受け、グループ企業の整理が進められていた。負債は、2019年12月期末時点で約460万円。 　レナウンの子会社の倒産は、6月5日に再生手続き開始決定を受けた（株）ダーバン宮崎ソーイング（宮崎県）に続き2社目。

新型コロナウイルス関連倒産について

　「新型コロナウイルス関連倒産」とは、新型コロナウイルスが倒産の要因（主因または一要因）となったことを当事者または代理人（弁護士）が認め、法的整理または事業停止（弁護士に事後処理を一任）となったケースを対象としている。個人事業主および負債1000万円未満の倒産もカウントの対象としているほか、事業停止後に法的整理に移行した場合、法的整理日を発生日としてカウントしている。

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August 05, 2020 at 03:20PM
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