【NQNニューヨーク=戸部実華】16日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は前日比1.26ドル(3.4%)高の1バレル38.38ドルで取引を終えた。国際エネルギー機関(IEA)が16日、来年の石油需要が回復するとの見方を示した。需要の持ち直し観測から買いが優勢になった。
IEAは月報で、2021年の世界の石油需要を20年予想比で日量570万バレル増えると予想した。20年は810万バレル減の9170万バレルと過去最大の減少を予想するが、5月時点からは約50万バレル上方修正した。中国の需要回復の速さや5月のインドの需要増などを理由に挙げた。主要産油国による協調減産で5月の生産量は大幅に減っており、需給が改善するとの見方を誘った。
16日発表の5月の米小売売上高が前月比17.7%増と過去最大の伸びを記録した。「米景気のV字回復を予想する市場の見方を強めた」(TD証券のバート・メレク氏)との声が聞かれ、原油需要の持ち直し観測を後押しした。米政権が大型のインフラ投資計画を準備しているとの報道もあり、米株式相場が大幅に上昇。株式と同様にリスク資産とされる原油先物にも買いが波及した。
ニューヨーク金先物相場は3営業日ぶりに反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である8月物は前日比9.3ドル(0.5%)高の1トロイオンス1736.5ドルで取引を終えた。16日の米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の米議会証言を受け、緩和的な金融政策の継続が改めて意識され、金利が付かない資産である金の買いにつながった。
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June 17, 2020 at 03:11AM
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NY商品、原油が続伸 IEAの需要回復予想を好感 金は反発 - 日本経済新聞
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