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コロナ急逝の立石義雄さん オムロンを世界企業に 京都の花街支援にも尽力 - 京都新聞

完成した京都経済センターで京都商工会議所の業務を開始し、気勢を上げる立石さん(中央)と職員たち=2019年3月

完成した京都経済センターで京都商工会議所の業務を開始し、気勢を上げる立石さん(中央)と職員たち=2019年3月

 大手制御機器メーカー、オムロン(京都市下京区)の元社長で名誉顧問、前京都商工会議所会頭で現名誉会頭の立石義雄(たていし・よしお)氏が21日午前0時27分、新型コロナウイルス感染症のため京都市内の病院で死去した。

 新型コロナウイルスの猛威が「オール京都」の要の命を奪った。21日に亡くなった立石義雄氏はオムロンの社長を長年務め、5期13年にわたる京都商工会議所会頭時代にも多くの実績を積み上げてきた。
 立石氏は、オムロンでは47歳の若さで兄の孝雄氏から引き継いで3代目社長に就任。オムロンへ社名変更し、中国に力を入れて工場建設に積極的に取り組み、現在のアジア戦略の基礎をつくった。一方で「人を大切にする経営が重要だ」との持論で、社員の趣味や家庭生活を重視。1988年に管理職に義務付けた3カ月間のリフレッシュ休暇制度は全国的な話題になるなど、現在の「働き方改革」を先駆けていた。
 会頭時代で立石氏の最も大きな業績は「京都経済百年の計」と位置付けていた京都経済センターの開設だった。紆余(うよ)曲折を経て構想から十数年。人を和ませる立石氏が企業や団体、行政をまとめ上げて完成させた京都経済センターはオール京都の象徴。広いコミュニケーションを生かして地道に交渉を進め、平成最後の大事業としてまちなかの一等地で建設を実現させた。
 文化面でも造詣が深く、おおきに財団の理事長として、京都の花街文化の保存、継承に力を尽くした。「各花街の将来は楽観できるものでない。芸舞妓に夢を与え、働く希望が持てる町にしていくことを真剣に考える時期(が来ている)」と語っていた。

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