債券相場は上昇が予想されている。先週末の米国市場では、新型コロナウイルスの感染拡大による外出禁止措置の拡大で経済への影響が懸念され、長期金利が大幅に低下した流れを引き継ぎ、買いが先行する見通し。日本銀行が実施を予定している超長期債を対象とした買い入れオペも注目される。
長期国債先物(6月物) | 150円70銭台前半~151円10銭台前半か(19日は150円71銭) |
新発10年物国債(357回債)利回り |
0.055%~0.085%程度か (19日は0.09%) |
先物夜間取引で6月物は、米長期金利の低下を受けて水準を切り上げ、一時151円47銭まで上昇。その後は伸び悩んだものの、結局は19日の日中取引終値比22銭高の150円93銭で引けた。
市場関係者の見方
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト
- 今日の相場は上伸と見込む
- 他市場は19日対比でフォローだが、それもリスク回避の動きが一服しているかにかかっているだろう
- 足元は益出しやキャッシュ化の動きが止まらずに不安定な動きが続いている。日銀の買い入れも焼け石に水の感も強い
- しかし、期末決算にめどがつけば一服すると見込まれる
- 先物中心限月の予想レンジは150円72銭~151円13銭

日銀買いオペ
- 対象は残存期間10年超
- 9日実施の予定分は10-25年が1200億円、25年超は300億円
- 19日の臨時オペは10-25年を1000億円実施
- 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧表
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March 23, 2020 at 05:27AM
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