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東証寄り付き 大幅反発 米イラン衝突の懸念後退、景気敏感株に買い - 日本経済新聞

9日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は大幅反発し、前日に比べ370円ほど高い2万3500円台後半で推移している。米国とイランの武力衝突に対する警戒感が後退し、投資家が運用リスクをとる動きにつながった。

トランプ米大統領が8日(米国時間)の演説で、イランから受けたイラクの米軍駐留拠点への攻撃に対し「我々の軍事力を行使したくはない」などと述べた。米イラン関係の一段の深刻化は避けられるとの見方が強まった。8日の米株式相場が上昇したこともあって、海運や機械といった景気敏感株を中心に幅広い銘柄に買いが広がった。

2万3600円近辺では戻り待ちの売りが出ている。中東不安の後退に伴う原油安で、国際石開帝石など原油関連株の一角には売りが目立つ。

JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も大幅に上昇している。

ファストリソフトバンクGといった値がさ株が上昇。スクリン富士フイルムなど大幅高。安川電住友重も買われている。国際石開帝石やJXTGは安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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